車に乗る時に右すねが痛く、左脛よりも触った感覚が鈍い人必見!
先日、“すねの痛みとシビレが治らない”60代女性の患者さん(Kさん)が来院されました。
他の治療院で良くならなかったそうです。
今回はKさんの“すねの痛み・しびれ”を改善するのに必要だったポイントを紹介します。
この記事の目次
すねのしびれ・痛みのあったKさんの症状
約2週間程前から、右のすねに症状が出てきたそうです。
- 車に乗り込む時に、手で太腿を持ち上げないと右のスネが痛い。
- 1時間ほど立っていると右脛に痛みが強く出てきて左足に体重を移動させないと立てない。
- 30分ほど歩くと右脛が痛くて座りたくなる。(座ると痛みはマシになる)
- 痛みが出ると、階段の降りがツライ。
- 右と左のすねを触り比べると、右の方が感覚が鈍い。
治そうと、近くの整骨院に通ったそうですが
説明もなく、超音波を当てる治療を受けたそうです。
スネに痛みやしびれが出るのは、坐骨神経痛の症状の1つです。
まず、なぜ坐骨神経が脛のしびれ・痛みに関係があるのか紹介します。
すねがしびれる原因は
L5の椎間板ヘルニアで神経を圧迫して出ている場合、起こってくる。といわれています。
Kさんの場合、整形外科で画像診断を受けていないので
L5にヘルニアがあるかは、わかりませんが
腰以外の場所が原因でスネの触った感覚が改善しました。
その椎間板ヘルニアが症状の原因になっているとは限りません
では実際に
Kさんの右脛の症状の原因は 右膝の関節でした
少し難しい話になりますが…坐骨神経は太ももの裏側を下に走行して
膝裏の少し上で2つに分かれます。
その1つがスネの方へ神経(総腓骨神経)が走行しています。
Kさんの場合、膝が歪むことで脛の方へ進む
総腓骨神経が圧迫されることで症状が起こっていました。
すねのしびれを改善した施術とは
一概にこうすれば絶対に改善できる、というものはありません。
Kさんのように膝の歪みを改善すると脛の症状が軽減するので
膝の歪みを改善すれば脛の症状は改善していきます。
1度では症状の戻りがあるので
定期的な施術は必要になります。
すねの痛みや痺れで困っている人に知ってもらいたいことは
画像だけに頼らずに、
「あなたの症状がどうすれば強くなったり弱くなったりするのか」
聞いてくれて、現在の状況など説明してくれる治療院を選んでください。
あなたのつらい症状を改善してくれる治療院は必ずありますから。