生理だからって腰痛に困りたくない!
この記事では、腰痛が生理の周期によって悪化する人に向けて原因と解決策を書いていきます。
この記事の目次
生理の時期によって原因が違う!
原因が違えば改善策も変わってくるので、
あなたがどれに当てはまるか?見ていきましょう。
大きく生理の前、初期、後期に分かれます。
- 生理前(生理1〜2週前から月経が始まるまで)…月経前症候群(PMS)
- 生理初期…プロスタグランジンが多すぎる
- 生理後期…骨盤内の血液不足
人によっては、子宮の出口が狭いせいで経血が上手く排出できずに生理痛が起こると言われています。
こういった人は、出産をすると子宮の出口が広がるので生理痛が軽減されます。
1,生理前の腰痛の原因、月経前症候群(PMS)とは
排卵後に起こる起こる苦痛を伴う状態です。
性周期の黄体期に当てはまり、身体的・精神的につらい症状が出ます。
月経前症候群の症状は
症状は、人によって、日によって異なります。
月経前症候群の身体的な不調は
浮腫・体重増加・乳房肥大と押さえると痛い圧痛がある。
腹部の膨満感・背中や腰が痛い・関節痛・便秘・頭痛が出る人が多い。
月経前症候群の精神的な不調は
- 疲労感や無気力
- 眠気
- うつや不安感
- イライラしやすくなり情緒不安定になりやすい。
他にも協調性が低下しやすく、他人からワガママと感じられることもあります。
月経前症候群の特徴
多くの人が甘い物や塩辛い食べ物を食べたくなるようです。
月経後も症状が改善しない。そんな人が月経前不快性障害にあたります。
2,生理初期の腰痛の原因、プロスタグランジンが多い
プロスタグランジン(PG)は脂肪の1種類で、体のいろいろな働きがあります。
代表的な働きは、ホルモンを働きを良くしたり炎症を促進したりします。
エイコサノイドホルモンの1つで、
分泌場所は赤血球以外の全ての細胞から分泌されているそうです。
局所的に働くホルモンですが、血管を収縮させ血小板の働きを良くします。
プロスタグランジンは不活性化しやすいので、血液中には微量しか存在しません。
なぜ、プロスタグランジンが原因なのか?
1つに炎症を促進させる働きがあるから、だと言われています。
具体的には、ヒスタミンの働き(血管を拡張する)を良くする作用。
月経期の子宮は50〜150mlの月経血が子宮から出ています。
この月経血が出来る仕組みに、プロスタグランジンが関係します。
卵巣ホルモンが減少してくると、
プロスタグランジンの分泌を促進し子宮にあるラセン組動脈を収縮させ、
子宮内膜の虚血、壊死が起こり月経血になります。
3,生理後期の腰痛の原因、骨盤内の血液不足
月経血の流出やホルモンバランスによって子宮を中心として
骨盤内の血液循環、全身の血液不足が起こり軽い虚血状態です。
骨盤内の血液不足によって、
下腹部に鈍い痛みが出たり、腰に重痛い感じが出やすくなります。
基本的には、体を温めることが重要。
いろいろな方法がありますね。
- お風呂に入る。
- 体を温める食事。
- 体を動かす。
出来ることで良いので、取り組んで下さい。
月経前症候群の対策
規則的な運動を日頃から行うと効果があります。
他にも、カフェインや塩分・アルコールの量を減らしたり
高糖分・低たんぱく質な食事で改善しているという報告もあるようです。