ABC整骨院

なんで、雨が降る前など天気・気圧の変化で頭痛がするのか?

  
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なんで、雨が降る前など天気・気圧の変化で頭痛がするのか?

『雨が降る前に、肩が凝ったり頭痛が出たりと身体の不調が
感じるんですが なんで、でしょう?』質問を受けます。

雨が降ったりした時の気分的なものという人も
いるそうですが、天気によって頭痛など身体の不調が出ます。

今回は、雨が降ったり天気の変わり目で肩こり・頭痛が出てくる
メカニズムがを紹介します。

 まず、

雨など天気・気圧の変化で起こる頭痛の種類を紹介します。

ざっくり紹介すると、

  • 命の危険がある病気
  • 筋肉が緊張して起こる、筋緊張性頭痛
  • 血管が広がりすぎて起こる、偏頭痛
  • 目の奥から強烈な痛みが出る、群発性頭痛

大きく分けてこの4つになります。

命の危険がある病気

命の危険がある病気は、たくさんありますが
この記事で紹介するのは、

  • くも膜下出血
  • 脳腫瘍
  • 脳内出血

命の危険がある頭痛の原因①くも膜下出血

くも膜下出血は、急に後頭部をカナヅチで叩かれる様な激しい痛みがあり、
ガンガン!ズキズキ!とした痛みが特徴です。
他にも、吐いたり・ケイレンなどが起こります。

気をつけないといけない事は、【再出血】と【脳血管攣縮】の予防です。
再度、出血してしまうと、命の危険が1度目よりも高くなります。

※脳血管攣縮=脳の血管が縮んで血流が悪くなること。
脳血管攣縮が起こると命を落とすことが多くなります。

命の危険がある頭痛の原因②脳腫瘍

脳腫瘍の特徴は、

だんだん強くなる頭痛
朝起きた時に強い頭痛
力んだり、咳をすると頭痛が強くなる
吐き気はないのに、突然吐いたりする
脳腫瘍の痛みは、急に起こる【くも膜下出血】と違って
長い月日をかけて、徐々に痛みが強くなる特徴があります。

また、脳腫瘍が原因の頭痛は朝、起きた時に強いことも特徴で、
寝ている間は頭蓋骨の中の圧力が高くなり、朝起きた時が一番痛いそうです。

それで朝の頭痛と呼ばれます。
吐き気はないのに、急に吐くこともありますが、
吐くことによって頭蓋骨の中の圧力は一瞬下がって、一時的に頭痛が軽くなる特徴もあります。

片頭痛も吐くことがありますが、決定的な違いは吐き気があるか?ないか?

吐き気があれば、片頭痛。
吐き気が無ければ、脳腫瘍。
と、言われています。

命の危険がある頭痛の原因③脳内出血

脳の中の細い血管が破れて出血し、神経細胞が死んでしまう病気。

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 肥満
  • 塩分のとりすぎ
  • お酒が好き
  • 喫煙
  • 運動不足

などが、原因で血管が破れて起こる。
日中 動いている時に、頭痛やめまい、意識障害、半身マヒなどが起きます。

怖い話ですが、死亡率75%だそうです。

脳の出血部分によって、症状が変わるそうですが
次の3つが多いようです。

ろれつがまわらない。手・足の運動麻痺などの運動の症状
強いめまい。吐き気などのバランス感覚の症状
意識が悪くなる。などの症状が出ます。
脳腫瘍と違い、急激に症状が出ます。

くも膜下出血と脳内出血との違いは、出血する部分。

くも膜下出血は脳を覆う膜の血管が破れる。
脳内出血は脳自体に栄養を送っている血管が破れる。
くも膜下出血と脳内出血は似ているところもあり再出血を予防しないといけません。
→脳内出血は24時間以内は再出血の危険があるので、
病院で血圧を下げて再出血しないように予防が必要になります。

以上が、命に関わる【頭が痛い】時の病気です。
当てはまっていないですか?

当てはまっているなら・・・。
すぐに、救急車で病院に駆け込みましょう!
続きは、見なくていいですから!

ここからは、当てはまってないよ。っていう人だけ見て下さい!

筋肉が緊張して起こる、筋緊張性頭痛

緊張型頭痛は、頭を締めつけられたような鈍い痛みが数十分〜1週間程度、続きます。

緊張性頭痛で困っている人は【帽子をかぶったように締め付けられる】感じで痛い、
と教えてくれることが多いです。

特に、肩・首のこりが強くなったり、めまい、全身のだるさが出ることがあります。
緊張性頭痛になるのに、年齢はあまり関係無く、子どもから高齢者まで悩んでいる人がいます。

緊張性頭痛になる原因は

緊張型頭痛は、体のストレスと心のストレスによって起こると言われています。

体のストレスとは、一言で言えば良くない姿勢でいること。

スマホを触っている時の姿勢や、ご飯を食べている姿勢、テレビを見ている姿勢など、
良くない姿勢を長く続けると、頭の筋肉に繋がる首・肩の筋肉が緊張して、血液循環が悪くなって、
頭痛を誘発します。

心のストレスは、仕事がうまくいかない・家庭内のトラブルなどのストレスも、
神経・筋肉の緊張を高め、頭痛の誘因となると言われています。

血管が広がりすぎて起こる、偏頭痛

偏頭痛というのは、ズキズキと脈打つように痛い。のが特徴です。

原因は不明と言われていますが、

顔や頭の感覚神経が炎症を起こしている
脳の血管が広がりすぎて起こっている。
脳の中のセロトニンが少ない。
などが、言われています。

顔や頭の感覚神経が炎症を起こしている

三叉神経が炎症を起こし、脳の神経がちゃんと機能していない。
現在、偏頭痛の原因でもっとも有力な考え方です。

脳の血管が広がりすぎて起こっている

脳の血管が必要以上に収縮・拡張する時に起きる。
まず、収縮が終わって血管が拡張し始め広がりすぎてしまう。

脳の中のセロトニンが少ない

セロトニンは、神経細胞同士で信号を伝える「伝達化学物質」の1つです。
脳内のセロトニンが少ないと偏頭痛を引き起こす血管の収縮・拡張をすることが確認されています。

偏頭痛と言っても、まだまだ原因がこれ!と決まっているわけではありません。

私が偏頭痛を感じる仕組みは血管を広げたり縮めたりする神経が上手く働けなくなって
血管が広がりすぎてズキズキ脈を打つように感じている。と考えています。 

目の奥から強烈な痛みが出る、群発性頭痛

痛みの特徴としては片側の目の奥を中心とする激痛が、
一定期間に集中しておこり1日の間に発作を何回も繰り返す頭痛。

頭痛は決まった片側に出る。
頭痛の頻度は1日に数回〜数日に1回。
1日あたりの痛みが持続する時間は30分から数時間。

頭痛を繰り返す期間は1ヶ月弱から数ヶ月続く。

群発性頭痛は痛みが出る前に前触れがあることが多いので
予防薬が効果的になります。

なぜ気圧が変化すると頭痛になるのか?

以前、気圧の変化と頭痛の関係をテレビで放送していました。
ケーブルカーで台風の時の気圧を再現した時に頭痛が出るか?出ないのか?というもの。
こんな番組、大好きです。

その番組では雨・台風が近づくと頭痛がするという3人が
ケーブルカーを使って台風の時に近い気圧変化を体感してもらうというもの。

ケーブルカーに乗り、山頂まで行くという方法で実験していました。
どこで、やったか?全然忘れちゃいましたが

山頂まで標高差が400mくらいあったと思います。
気圧は高度10m上がると1ヘクトパスカル(1hpa)下がるので
高度400m上がるとすると、40ヘクトパスカル(40pha)下がることになります。

気圧が40pha下がるのは、大きめの台風と同じくらいだそうです。

その実験で、真ん中くらいで1人が頭痛が出て、
山頂に着く前には、全員頭痛が出ていました。

急激な気圧の変化が頭痛を引き起こす理由

耳の奥には内耳という器官があり、無意識に気圧の変化を感じています。
内耳にはリンパが2種類あり、内リンパと外リンパと呼ばれています。

あとで詳しく説明しますが、気圧が下がると鼓膜が外側に広がります。
飛行機に乗ったりエレベーター乗ってる時に耳がキーンとします。

ここで、勘違いしないように言うと、
気圧の変化があるからといって、全員が頭痛になるわけではありません。

ですが、天気に左右されやすい頭痛の種類があります。

雨など天気・気圧の変化で頭痛がするのは緊張性頭痛と偏頭痛 

いろいろな理由で、頭が痛くなっていますが、
ABC整骨院で考える理由を書いていこうと思います。

雨など天気・気圧の変化で緊張性頭痛がひどくなる理由

そもそも気圧は空気の重さで出来る圧力のことです。

  • 空気の密度が濃ければ気圧が高く、
  • 空気が密度が薄ければ気圧が低くなります。

山に遊びに行って山頂でポテトチップスの袋がパンパンになっていることがあります。
これは、山頂(空気の密度が薄い)では、
ポテトチップスの中の空気が山頂の空気の方に行こうとするので膨らんだようにパンパンになるんです。

緊張性頭痛でなぜ、この気圧に関係しているのか?

 体の中には、いろんな袋があります。

  • 関節の周りには、関節包と言われる袋。
  • 頭蓋骨・骨盤もある意味、袋ですし。
  • 腹腔、胸膜腔、など
  • 皮膚も全身を包んでいる袋  ですよね?

その袋が雨や気圧の変化でパンパンに広がると
正常な身体の歪みをキープ出来ないので
筋肉のストレスが上がり、緊張性頭痛になります。

雨など天気・気圧の変化で偏頭痛がひどくなる理由

偏頭痛が起こる原因は、血管が広がりすぎて起こると言われています。

雨が降る前のように【急激な気圧の変化】で、
脳の血管を広がらないようにしていた圧力が下がり、血管が広がり過ぎます。
血管が広がりすぎると、血管の周りにある神経が刺激されて、偏頭痛を起こしやすくなります。

先ほど、書いた内耳の内リンパがパンパンに広がって、
自立神経の働きが悪くなって脳の血管が広がりすぎる。と言われています。 

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頭痛について書いていますので、
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