【1回で治す】上を向くと首が痛い人の治療。治療風景あり!
首の痛みを治すには、首をマッサージするしかない!と
思っている人がいますが、それでは、よくなりません。
この記事では、首の痛みを改善するために知ってもらいたいことを書いていきます。
この記事の目次
「首が痛い人の治療?」
今だから、わかっていることなんですが
以前、務めているときは首が痛い人には首をグリグリ、揉んでいました。
何で首を揉んでいたんでしょう?
一般的な首の痛みの原因は
首に原因があると考えられています。
例えば、首こり解消で書いたように首の関節・首の筋肉・首の靭帯などです。
これは、一般の医学を学んでいない一般の人だけでなく、
ほとんどの病院・整骨院・鍼灸院・整体院で首にある関節・筋肉・靭帯が原因と考えられています。
だから、病院に行くと「首のレントゲンを撮りますね」と言われるんです。
で、レントゲンを撮っても、
- 「原因がわかりません」とか、
- 「ストレートネックですね」とか、
- 「首の骨が変形してトゲになっています」
と診断されるケースが多いようです。
ABC整骨院に来られる患者さんで、上の3つが多い診断結果です。
次の2つの記事でストレートネックについて書いているので
ぜひ、目を通して下さい。
ストレートネックが原因と思っている症状の治し方
ストレートネックの改善にストレッチは必要?
ここで、間違ってほしくないのが
『レントゲンを撮っても無意味だ!』という意味ではありません。
関節の変形がある場合、確認が必要なことがあります。
ですが、
首の痛みを安全に治そうとすると、全身を見ないと改善できないことが多いです。
首の痛みを治すための間違った治療
先程も書いたように、首に原因があると考えている人が多いので
治療法も、首に対しての治療がメインになります。
- 痛み止め服用する。湿布を貼る。
- 首から肩にかけてマッサージ。
- 首を牽引する。
- 首を温める。
- 首をポキポキ鳴らす。
1つ1つ、見て行きましょう。
1,痛み止めを服用する。湿布を貼る。
痛みがあるのは不快ですから飲みたくなるのはわかりますが
根本的な治療にはなりません。
首に痛みの原因がないことがあるので
湿布を首に貼っても効果が出ることの方が少ないです。
2,首から肩にかけてマッサージ
以前、私がやっていた間違いなんですが…。
痛い首を触ってもらうと施術してもらった感はありますよね。
その場では、なんか改善した感じがする人も多いと思います。
あなたも経験があると思います。
蚊に刺されて、掻いいたら…。かゆみがマシになった事が。
同じ原理ですが詳しく書けば、難しくなるので簡単に書きます。
神経は太さによって、伝達する感覚の種類と速度が違います。
- 太い神経ほど、早く脳に情報を送ります。(これが触る感覚になります。)
- 細い神経は、それよりゆっくりと脳に情報を送ります。
(これが、鈍い痛みの肩こりに当てはまります。)
触っても痛みは軽減されにくくなります。
痛みを感じるのは脳です。
同じような場所から、脳に情報を送るときに遅い神経(鈍い痛み)と速い神経(触る感覚)があると
痛みを感じ無くなったように錯覚するメカニズムです。
根本的に首の痛みを改善させることには繋がりません。
3,首を牽引する。
多くの病院や整骨院で、首の牽引がよく行われています。
僕が一番、はじめに働いていた整骨院でもやっていました。
もし、あなたが受けているなら先生に
「なんで、牽引をするんですか?」って、聞いてみてください。
もちろん、自己責任で。
たぶん、納得できる説明はないと思います。
よく、
『頭は5㌔位の重さがあるから首の負担を減らすために、しているんです。』
て、言われたら理にかなっているように感じますが
それが、違うんです。
ちょっと難しいですよ。
私達、人間は地上で生活しています。
重力という環境の中で、生活しています。
生活をする上で、重力がないと私達は不便でしょうがありません。
プールの中を歩くのは、大変でしょ?
浮力(重力の少ない環境)の中を歩くことは、
結構、大変なんです。
脱線してしまいました。
首の負担になっているのは、頭が重いからではないんです。
一時的に首の負担を減らしても、意味がありません。
逆に、首自体が不安定になって人によっては
吐き気やめまいも出ることがあるので注意が必要です。
4,首を温める。
これも、いろいろな機械がありますよね?
- ホットパック
- マイクロ波
- 赤外線治療器
- 温灸
私は使用しないので、ズバッと言いますが
どれも、一緒。
熱の届く距離が違うとか。
細かいことを業者さんは言いますが…。
それは、治療ではありません。
首が冷たい?冷えているから、温めるんじゃなくて
自分で熱を作る事が出来なくなっているから冷たくなったり、冷えたりするんです。
5,首をボキボキ鳴らす。
これは非常に危険な場合があります。
あなたは、知っていますか?
首には生命維持に重要な場所ですよね?
その首をボキボキさせることに不安はありませんか?
私は、すごく不安です。
だから、絶対にしません。
どういう計算か、知りませんがやらないに越したことはないですね
どうすれば、危険なく改善するの?
ここまで、一般的な治療を否定しまくりました。
やっぱり、首の痛みを分類する必要があります。が、
重要なことは、痛みの出ている部分よりも体全体を見て
なぜ、首に痛みが出ているのか?
実際に、ABC整骨院の施術では
まず、首を触りません。
そんな事が出来るの?と
思われるかもしれませんが出来ます。
危険地帯を歩かなければ、安全ですよね?
首を触らずに、首の痛みを治す。
実はこれ、トップの治療家の中では当たり前なんですよ。
実際に、ABC整骨院での施術動画を見て下さい。
この方の首の痛みの原因は、股関節とお腹・胸・脇腹の筋肉でした。
人によっては、他にアキレス腱も首の痛みに関係していることが多くなります。
首の痛みがあると、気分も悪くなりやすいですし
頭痛を感じる人も多いので対処的な処置ではなくて
根本的に良くしていくような対処を取り入れましょう!
上を向くと首が痛い原因
ここまで書いている内容は、首から下に原因がある場合の話です。
実際に、首の問題で上を向くと痛いこともあります。
そういった場合、首の施術も必要になります。
どういったものが原因かは、首の関節の動きが悪くなっているものです。
- 頚椎の椎間関節の動きが悪い。
- 首のヘルニアがある。
この2つが首自体に原因があると、上を向くと首が痛くなることがあります。
首の関節の問題で上を向けない
背骨の中でも頚椎(首の骨)の関節はよく動くように構成させています。
前屈・後屈、側屈、回旋と腰や胸椎などに比べてよく動きます。
この動きがスムーズに動いていなくて、上を向くと痛みが出ることがあります。
首のヘルニアがあり上を向けない
他にも、首のヘルニアがあっても上を向くと首が痛い場合があります。
ヘルニアがある場合、首の痛みだけではなく
肩甲骨や腕、手の方に痛みやシビレが出ていることがあります。
何回も、反復して痛い動作をしていると
ヘルニアが酷くなることがあるので、痛い動作は繰り返ししないようにしましょう。
まとめ
- レントゲンを撮って現状を把握する。
画像を見て、落ち込まない。 - 薬に頼りすぎず、治療を考えましょう。
- 治療法などは、先生と話し合って納得の出来る治療を受けましょう。
- その際、首をボキボキさせる治療は避ける。
- 痛みの原因を見つけて対処をしてくれる所に通いましょう。
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