みぞおちが痛い! 注意が必要な11の病気と2つの対策
以前、『みぞおちが痛い』とKさんが来院されました。
Kさんは、内臓の病気かもと病院を受診しましたが、異常はなく、原因がわからない。
と言われてABC整骨院(前 ABC整骨院)に来院されました。
今回は、Kさんと同じ様に『みぞおちが痛い』時に
心配な病気を紹介、Kさんの『みぞおちの痛み』がどうやって治ったのか?
ご紹介します。
みぞおちが痛い時にどんな病気があるのか?
みぞおちが痛い原因に内臓の病気の場合、
病院でしっかり診てもらわないといけません。
逆流性食道炎・胃酸が多すぎる胃酸過多症・食道裂孔ヘルニア・急性胃炎・慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がん・急性虫垂炎・肝炎・肝臓がん・急性胆嚢炎・機能性ディスペプシア・急性膵炎・慢性膵炎などなど。
聞きなれない病気も多いので、
みぞおちが痛くなる11の病気を紹介します。
みぞおちが痛い病気。①逆流性食道炎
- 胃から食道に逆流しないようにしている働きが上手く機能していない。
- 胃酸の分泌が多くなりすぎたり、胃の入った食べ物などが食道へ逆流して起こります。
逆流性食道炎は食道炎の原因で1番多い病気です。
60歳以上の方に多いと言われています。
逆流性食道炎は予防できると言われています
背中が丸く曲がった人
背中が丸く曲がると、おなかが圧迫されて胃の中の圧力が高くなり、胃液の逆流が起こりやすくなります。
脂肪の多い食事、食べ過ぎ
脂肪の多い食事を取ると、消化するために大量の胃酸を出して
胃液の逆流を起こしやすくします。
脂肪分の食べ過ぎは、
食べていない時に下部食道括約筋がゆるみ、胃液が食道に逆流してしまうことがあります。
※下部食道括約筋とは、食道と胃のつなぎ目の筋肉です。食べ物を飲み込む時に、ゆるんで食道から胃に食べ物がスムーズに通れるようにして、それ以外は、つなぎ目をしめて、胃に入った食べ物が逆流しないようにしています。
タンパク質の多い食事
脂肪分の多い食事だけでなくタンパク質の多い食事も逆流性食道炎になってしまうことがあります。
タンパク質の多い食事は消化するのに時間がかかります。
胃にとどまる時間が長くなり、胃液の逆流が起こりやすくなります。
みぞおちが痛い病気。②胃酸過多症
胃酸過多症は胃酸の分泌が多くなって、
胃や食道の粘膜を傷つけてしまう病気と言われていますが
ただ、
胃酸が多いだけでは胃酸過多症にはならないようです。
重要なのは、胃液の中にある胃酸の濃度が高いか? どうか。
胃酸の濃度が慢性的に高い状態を胃酸過多症になるそうです。
胃酸の濃度が上がる食べ物
炭酸飲料・コーヒーの刺激物は、胃酸の分泌を増えるので症状のある時は控えましょう。
みぞおちが痛い病気。③食道裂孔ヘルニア
ヘルニアというのは、本来あるべき所にない状態のことをいいます。
食道裂孔ヘルニアは胸腔内に胃が脱出する状態をいいます。
イラストを見ると、一目瞭然ですよね?
胃が横隔膜の上に移動しています。
横隔膜に“食道裂孔”という穴が開いていて、その中を食道が通っていますが
加齢などによって食道裂孔が緩んで胃が横隔膜の上に移動してしまいます。
食道裂孔ヘルニアになりやすい人は、
- 50歳以上の女性
- 生まれつき食道裂孔が緩い人
腹圧が上がっても食道裂孔ヘルニアになりやすいと言われていて
腹圧が上がる原因として、
- お腹を締めつける服装
- 猫背、姿勢が悪い、
- 食べたらすぐ横になる。などが言われています。
食道裂孔ヘルニアになる前に、予防が出来そうですね。
みぞおちが痛い病気。④急性胃炎
暴飲暴食・ストレスの刺激でなるものと、感染症・アレルギーなどのものが考えられます。
暴飲暴食・ストレスの刺激が原因の場合
- アルコール飲料、コーヒー、香辛料、冷たいもの、熱いものなど刺激物の食べ過ぎ
- タバコの吸いすぎ
- ストレス
- 不規則な生活
などが、原因といわれています。
感染症・アレルギーが原因の場合
- 風邪・インフルエンザなど
- 牛乳や卵、青魚などの食物アレルギー
などが、原因といわれています。
みぞおちが痛い病気。⑤慢性胃炎
急性胃炎を何回も繰り返すことで、慢性胃炎になるようです。
慢性胃炎では、早朝などの空腹時や食後に痛みを繰り返し、吐き気などが一緒に出ます。
現在の大人の半数以上の人が、慢性胃炎になっていると言われるくらい
よくある病気です。
みぞおちが痛い病気。⑥胃潰瘍
胃潰瘍は、胃酸が胃の粘膜を消化してしまい、胃壁がただれる病気です。
ひどい時は、粘膜だけじゃなく筋肉までただれるようです。
胃潰瘍に多い症状は
みぞおち〜左にかけて鈍い痛みが出ることが多い。
痛みを感じやすい時間は食事中や食後に多い。
胸焼け、すっぱいゲップ、吐き気などを感じる。
みぞおちが痛い病気。⑦十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍が起こる原因は、
胃酸の分泌する量が多くなって、十二指腸の粘膜が傷ついて起こります。
よく日本人に胃潰瘍が多く、欧米人に十二指腸潰瘍が多いといわれています。
みぞおちが痛い病気。⑧胃がん
胃ガンでは、みぞおちの鈍い痛み、重苦しさ、不快感などがあり、
初期症状はほとんどありません。胃がんの進行が進んでくると
みぞおちの痛み・膨満感・吐き気・胸焼けが出てくる。
注意が必要なのは、胃炎と胃潰瘍の症状によく似ている。
みぞおちが痛い病気。⑨急性虫垂炎
虫垂炎。一般的には“盲腸”と言われています。
虫垂炎でよく知られているが右下腹部が痛いと言われていますが、
初めは、みぞおちが痛くなり時間とともに右下腹部に移動していくことが多いんです。
その他の主な症状としては、食思不振・吐き気・発熱などが出る。
みぞおちが痛い病気。⑩急性膵炎
急性膵炎はみぞおちに鈍い痛みが初めあり激痛に変わり、痛みが背中まで伝わって疲労感も出ます。
大人の急性膵炎になる原因として
- アルコール
- 胆石症
の2つが原因といわれています。
男性の場合はアルコールが原因で急性膵炎になりやすく
女性の場合は胆石症が原因で急性膵炎になる事が多いです。
みぞおちが痛い病気。⑪慢性膵炎
慢性膵炎では、みぞおちが痛い状態が3ヶ月以上続きます。
書いていると『みぞおちが痛い』 原因に内臓が多いですね。
ココからは、Kさんがどのように治っていったのか?
『みぞおちが痛い』のは身体の歪みが原因だった。
逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアのように、姿勢が原因で病気になることがあります。
背中が丸く曲がって胃を圧迫するなど、よくありそうですよね?
食べた後って、身体を伸ばしにくくないですか?
そう、丸くなっているんです。食事の後に・・・。
「なんか、予防できないのか?」
予防する方法は、ほぼありません。
しいて言うのなら、食べ過ぎない!
食べれば食べるほど、背中は丸くなって身体の歪みを強くしていきます。
Kさんは、早食いで大食漢。
そんな人は、肋骨が変形してきます。
痩せている人でも、肋骨が変形している人は多いです。
「私の肋骨、変形してる?」と気になった人は
ぜひ、通っている整体院・整骨院で聞いてみてください!
『私の早食いですかね?』って、
知るか!って、言われるかもしれませんが(笑)
冗談は、さておき。
【みぞおちが痛い】人は、
ほぼ100%、肋骨が変形しています。
そんな人が暴飲暴食をしたり、猫背など姿勢が悪い状態で生活していると
みぞおちが痛い!とKさんのように病院をたらい回しにあいます。
何が重要か?
気づきましたか?
みぞおちが痛い人が気をつける、2つの対策。
タイトルでも書いた2つの対策を紹介します。
1つ目は、正しい姿勢を作れるようになる
まず、正しい姿勢をわかっていない人が多すぎます!
あなたはどうですか?
たぶん、知らない。
もしくは、知ってもすぐには出来ません!
理由は、今まで使っていない筋肉を使わないと出来ないから!なんです。
この正しい姿勢は、ABC整骨院でもお伝えしています。
大阪以外に住んでいて、来れない人はKen Yamamotoテクニックを習得している先生は
しっかり教えてくれるはずです!
私がオススメしている先生は、香川のゴッド井上先生です。
2つ目は、食べ過ぎない。
食べるな!とは、いいませんが
食事の量を減らせるなら、減らしましょう!
食べれば食べるほど、
あなたの身体は歪んでいきます!
食べなかったら、死んじゃいますので
食事はとって下さいね(笑)
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[…] みぞおちの痛みは、他にもいろいろあります。みぞおちが痛い!を詳しくは見て下さい。 […]